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Sapphire NITRO+ AMD Radeon RX 7900 XTX Vapor-X 24GB レビュー

この記事は「Sapphire NITRO+ AMD Radeon RX 7900 XTX Vapor-X 24GB」のレビュー記事です。

撮影した写真を @SapphireTech さんに採用いただきました!

https://twitter.com/SapphireTech/status/1625480429741432833

※このような写真と共に商品レビューさせていただきます。
メーカーの関係者の方でレビューを依頼いただける場合、こちらからどうぞ! ➡ お問い合わせ窓口

目次

前書き

こんにちは。

赤が好きといえば好き、緑が好きといえば好き。どっちも好き。どっちも欲しい。


しかし RTX4090とRX 7900 XTXは価格帯がまるで違うため、
4090には手がなかなか伸びず…今回は RX 7900 XTXを入手しました。

RADEONを購入する場合、私は一貫して Sapphireの商品を選んでいます。
RADEON専業、リファレンスモデルを多く作ってきた、冷却性能がかなり高い…ということで、好きなメーカーです。

今回は、リファレンスモデルを見送ってオリファンモデルを購入。

現在 NITRO+ AMD Radeon™ RX 6900 XT SE を使っているので、今回もNITROです。

スペック

GPUAMD Radeon™ RX 7900 XTX グラフィックカード
5nm GPU
AMD RDNA™ 3 アーキテクチャー
GPUエンジンクロックブーストクロック 最大2680 MHz
ゲームクロック 最大2510 MHZ
ストリームプレッセサ6144
演算ユニット96 CU(RT+AI アクセラレータ搭載)
Infinity Cache96MB
レイ アクセラレータ96
メモリサイズ/バス24GB/384ビット GDDR6
メモリクロック20 Gbps 実効値
ディスプレイ最大4出力
解像度HDMI™: 7680×4320
DisplayPort 2.1: 7680×4320
インターフェイスPCI-Express 4.0 x16
出力2x HDMI 
2x DisplayPort
BIOSサポートデュアルUEFI
SAPPHIREの機能Dual BIOS
TriXX ソフトウェア スイッチ
プレミアム デジタル電源設計
超高性能導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ
ヒューズ保護
Tri-X 冷却技術
Vapor-X 冷却
高TG銅基板
最適化された合成ヒートパイプ
インテリジェント ファン制御
精密ファン制御
ARGB 付メタル バックプレート
デュアル ARGB ライトバー
デュアル ボールベアリング ファン
角速度ファンブレード
アシストシステム ファン制御
アルミ・マグネシウム合金製ダイカスト フレーム
VRM 用フロントプレートヒートシンク
ウェーブ フィン設計
GPU 冷却用 V型フィン設計
TriXX 対応
ファン検査
ファンのクイック接続
TriXX ブースト
NITRO Glow
RGB LED MB の外部同期
冷却3 ファン
Vapor-X クーリング
フォームファクター3.5スロット, ATX
寸法: 320 (L) x 135.75 (W) x 71.6 (H)mm
消費電力420W Total Board Power

特徴としては、下記あたりかと思います。

✅5nm RDNA 3 アーキテクチャ
✅Vapor-X (Vaporチャンバー)採用、Tri-X、高TG銅基板採用の強力な冷却システム
✅超巨大なARGBライトバーが両サイドに搭載、さらに外部制御可能
✅電源は、既存の8ピン PCIe用電源ケーブルが使用可能
✅長さは 320mm。最高峰モデルとしては比較的短い

はっきり言って、最高です!

まず、かっこいい

そして冷える

詳しくレビューしていきます。

外観

まず、何よいかというと

「安心の国内2年保証」

これです。高いグラフィックカードが壊れたら嫌ですよね。

1年保証ではなく2年保証というのはうれしいポイント。

…といっても、私何枚も買っているけど、壊れたことはないんだよなぁ…。

また、緑チーム(nvidia)と違って、

PCIe 8ピン電源がそのまま使える

のも安心ポイント。変換コネクタを用意することなく既存システムに組み込めるのがうれしい。

金属製のしっかりとしたコンポーネントは「剛性」と「冷却」に貢献しているものと思われます。高級感もかなりあり満足感が非常に高いです。

端子類

次に端子類を見ていきましょう。

ARGB OUT端子、そして4ピンのファン端子がついています。

ARGBはマザーボードなどと接続することで、ライティングをシステム全体で制御することができます。

また、ファン端子もついており、グラフィックカードの負荷に応じて回転数を変えるなどができるようです。

外部接続端子はDP *2、HDMI *2。HDMIが2つというのはうれしい。

6900 XT との比較

私のメインマシンには NITRO+ AMD Radeon™ RX 6900 XT SE がささっています。

今回のAMDさんの戦略としては「部品を再利用できる(というか、既存環境のままグラフィックカードのみ交換できる)」がテーマのようで、先代モデルと比べてもサイズ感はさほど変わらない印象。

スクロールできます
サイズ感RX 6900 XT SERX 7900 XTX
スロット2.7スロット3.5スロット
長さ320mm320mm
奥行き134.85mm135.75mm
厚さ58.4mm71.6mm
消費電力363W420W

まさかの結果。

Nitro 7900 XTXは、 6900 XT SEと長さが変わらない

奥行きもほぼ同じ、厚みはさすがに違いますが…
既存のシステムを利用したまま、グラフィックカードだけリプレイスできそうです。

私は Fractal Design Torrent というケースを利用していますが、実際に余裕で交換可能でした。

ちなみに Torrentはグラフィックカードの下から冷たい空気をあてられるので、かなり冷えます。

お勧めです。

ベンチマーク

ベンチマークの条件です。

CPUIntel Core i7 13700K
マザーボードASUS ROG STRIX Z690-G GAMING WIFI (BIOS 2103)
グラフィックカードSapphire NITRO+ AMD Radeon RX 7900 XTX Vapor-X 24GB
メモリDDR5 5200MHz 32GB (16*2)
ケースFractal Design Torrent
OSWindows 11 22621.1105


なおこのモデルは vbiosが2種類あり、「①:パフォーマンス」「②:サイレント」があるため、

①パフォーマンス bios (vbios 1)」 & 「Adrenalin Rage 設定」
②サイレント bios (vbios 2)」& 「Adrenalin Default 設定」
「③6900XT SE」

の3パターンで比較を行いました。

TimeSpy

AMD Radeon Adrenalinの設定を “Rage”モードにして

vbios 1 (パフォーマンスモード)にした際の値です。

最強設定だと余裕で「非常に良好」の結果。

FF14ベンチ (2560*1440 最高品質)

スクロールできます
条件スコアスクリーンショット
RX 7900 XTX
vbios1 & Rage
(最強)
30711
RX 7900 XTX
vbios2 & Defalut
(静か)
30725
RX 6900 XT
(Nitro 6900XT SE)
26593

vbios2が最強すぎます。

静かなのに、FF14ベンチ(QHD)程度だったらスコアは変わりません。

GPU温度

まず、7900XTXと6900XTのベースラインが全く違うことに気づきます。

RX 7900 XTXは 最高でも 60℃以下

さらに

FF14ベンチレベルであれば、vbios2(サイレントモード)でも余裕で冷やせる

Hot Spot

こちらも同様ですね。

Hot Spotも80℃以下をキープしています。すごく安心。

消費電力

7900XTX vbios1(パフォーマンスモード)の最高値が380W近辺。

7900XTX vbios2 (サイレント)と、6900XT SEは結構似ていて、最高290W近辺。



これらの結果を再度、表でまとめてみましょう。

条件FF14ベンチ
スコア
GPU温度
MAX
GPU Hot Spot
MAX
消費電力
MAX (W)
RX 7900 XTX
vbios1 & Rage
(最強)
307115779374
RX 7900 XTX
vbios2 & Defalut
(静か)
307255672296
RX 6900 XT
(Nitro 6900XT SE)
2659371101291

vbios 2 で決まり!!
消費電力 そこそこ
温度 上がらず
スコアも同じ(FF14ベンチ・QHD)

非常にバランスの取れたbiosセッティングだと思います。

4Kでプレイする・もっと負荷が高いゲームで遊ぶ、となると vbios1 <-> vbios2 の間で 差が出てくるかもしれません。

それよりも何よりも、ベンチマーク中の音を聞いてほしい、いい意味で

②のvbios2 サイレントモードにして、FF14ベンチを回したときの様子が上記の動画です。

音量上げないと、そもそも聞こえないかもしれない…くらい静かなのです。
はっきり言って、ほぼ無音です。

どちらかというと、かすかなコイル鳴きが聞こえる程度でファンの音はほぼ聞こえず。

ちなみに、FF14ベンチの中でキャラクターが集まってわちゃわちゃ戦っている最後のあたり(一番重いところ)です。

まとめ

20万円で購入できるグラフィックカードとしては、非常にコストパフォーマンスに優れると思います。

Good

・RTX 4080, 4090と比較すると価格競争力がある
・vbios 2(サイレント)にしても性能がほぼ落ちない
・冷却性能が高く、vbios 2にするとほぼ無音
・かっこいい!

もう少し

・「もう少しポイント」がないんだけど…
・強いて言うとほんの少しコイル鳴きがあった(おそらく個体によります)
  ※とは言え、ケースのふたを閉めてしまえばわからない
・Radeonのドライバの熟成を…(以下略)

ということで、大満足のグラフィックカードです。

お金を頂いてレビューしているわけではないのですが、
製品自体に特に欠点が見当たらず非常に満足度が高いので、もし狙っている方がいれば迷わずご購入を!

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

(了)






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コメント一覧 (2件)

  • 私もNITRO+ 7900XTXを購入したのですが
    SapphireのソフトウェアTRiXXで認識エラーとかありませんか?
    Fan Health Checkやると真っ赤でエラーなのか商品不良なのかエラーぽいの吐くんですよね

    • こんにちは。コメントありがとうございます!

      私も試してみたのですが、NITRO+ 7900XTX + TriXX (バージョン9.00)にて、
      確かにFan Health Checkを実施すると Failと出ますね…。

      真っ赤になり焦りました。

      おそらくですが、TriXXが NITRO+ 7900XTXの発売より以前に公開されたものなので
      ソフトウェアが対応していないものと思われます。
      (当方、負荷時にはファン動作しているので…)

      純正ソフトウェアでエラーは何とも焦るので、早くどうにかしてほしいですよね…。

      ベンチマーク等実施してファンが回らない等動作不良を感じた場合、
      本当に初期不良の可能性もあると思いますので、
      販売店か箱に記載されている代理店(Sapphireさんの商品は今全部アスクさんですかね?)にご相談してみてはいかがでしょうか。

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