この記事は「Sapphire NITRO+ AMD Radeon RX 7900 XTX Vapor-X 24GB」のレビュー記事です。
撮影した写真を @SapphireTech さんに採用いただきました!
※このような写真と共に商品レビューさせていただきます。
メーカーの関係者の方でレビューを依頼いただける場合、こちらからどうぞ! ➡ お問い合わせ窓口
前書き
こんにちは。
赤が好きといえば好き、緑が好きといえば好き。どっちも好き。どっちも欲しい。
しかし RTX4090とRX 7900 XTXは価格帯がまるで違うため、
4090には手がなかなか伸びず…今回は RX 7900 XTXを入手しました。
RADEONを購入する場合、私は一貫して Sapphireの商品を選んでいます。
RADEON専業、リファレンスモデルを多く作ってきた、冷却性能がかなり高い…ということで、好きなメーカーです。
今回は、リファレンスモデルを見送ってオリファンモデルを購入。
現在 NITRO+ AMD Radeon™ RX 6900 XT SE を使っているので、今回もNITROです。
スペック
| GPU | AMD Radeon™ RX 7900 XTX グラフィックカード 5nm GPU AMD RDNA™ 3 アーキテクチャー  | 
| GPUエンジンクロック | ブーストクロック 最大2680 MHz ゲームクロック 最大2510 MHZ  | 
| ストリームプレッセサ | 6144 | 
| 演算ユニット | 96 CU(RT+AI アクセラレータ搭載) | 
| Infinity Cache | 96MB | 
| レイ アクセラレータ | 96 | 
| メモリサイズ/バス | 24GB/384ビット GDDR6 | 
| メモリクロック | 20 Gbps 実効値 | 
| ディスプレイ | 最大4出力 | 
| 解像度 | HDMI™: 7680×4320 DisplayPort 2.1: 7680×4320  | 
| インターフェイス | PCI-Express 4.0 x16 | 
| 出力 | 2x HDMI  2x DisplayPort  | 
| BIOSサポート | デュアルUEFI | 
| SAPPHIREの機能 | Dual BIOS | 
| TriXX ソフトウェア スイッチ | |
| プレミアム デジタル電源設計 | |
| 超高性能導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ | |
| ヒューズ保護 | |
| Tri-X 冷却技術 | |
| Vapor-X 冷却 | |
| 高TG銅基板 | |
| 最適化された合成ヒートパイプ | |
| インテリジェント ファン制御 | |
| 精密ファン制御 | |
| ARGB 付メタル バックプレート | |
| デュアル ARGB ライトバー | |
| デュアル ボールベアリング ファン | |
| 角速度ファンブレード | |
| アシストシステム ファン制御 | |
| アルミ・マグネシウム合金製ダイカスト フレーム | |
| VRM 用フロントプレートヒートシンク | |
| ウェーブ フィン設計 | |
| GPU 冷却用 V型フィン設計 | |
| TriXX 対応 | |
| ファン検査 | |
| ファンのクイック接続 | |
| TriXX ブースト | |
| NITRO Glow | |
| RGB LED MB の外部同期 | |
| 冷却 | 3 ファン | 
| Vapor-X クーリング | |
| フォームファクター | 3.5スロット, ATX | 
| 寸法: 320 (L) x 135.75 (W) x 71.6 (H)mm | |
| 消費電力 | 420W Total Board Power | 
特徴としては、下記あたりかと思います。
✅5nm RDNA 3 アーキテクチャ
✅Vapor-X (Vaporチャンバー)採用、Tri-X、高TG銅基板採用の強力な冷却システム
✅超巨大なARGBライトバーが両サイドに搭載、さらに外部制御可能
✅電源は、既存の8ピン PCIe用電源ケーブルが使用可能
✅長さは 320mm。最高峰モデルとしては比較的短い
はっきり言って、最高です!
まず、かっこいい。
そして冷える。
詳しくレビューしていきます。
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外観


まず、何よいかというと
これです。高いグラフィックカードが壊れたら嫌ですよね。
1年保証ではなく2年保証というのはうれしいポイント。
…といっても、私何枚も買っているけど、壊れたことはないんだよなぁ…。




また、緑チーム(nvidia)と違って、
のも安心ポイント。変換コネクタを用意することなく既存システムに組み込めるのがうれしい。
金属製のしっかりとしたコンポーネントは「剛性」と「冷却」に貢献しているものと思われます。高級感もかなりあり満足感が非常に高いです。
端子類
次に端子類を見ていきましょう。


ARGB OUT端子、そして4ピンのファン端子がついています。
また、ファン端子もついており、グラフィックカードの負荷に応じて回転数を変えるなどができるようです。
外部接続端子はDP *2、HDMI *2。HDMIが2つというのはうれしい。
6900 XT との比較


私のメインマシンには NITRO+ AMD Radeon™ RX 6900 XT SE がささっています。
今回のAMDさんの戦略としては「部品を再利用できる(というか、既存環境のままグラフィックカードのみ交換できる)」がテーマのようで、先代モデルと比べてもサイズ感はさほど変わらない印象。
| サイズ感 | RX 6900 XT SE | RX 7900 XTX | 
|---|---|---|
| スロット | 2.7スロット | 3.5スロット | 
| 長さ | 320mm | 320mm | 
| 奥行き | 134.85mm | 135.75mm | 
| 厚さ | 58.4mm | 71.6mm | 
| 消費電力 | 363W | 420W | 
まさかの結果。
奥行きもほぼ同じ、厚みはさすがに違いますが…
既存のシステムを利用したまま、グラフィックカードだけリプレイスできそうです。
私は Fractal Design Torrent というケースを利用していますが、実際に余裕で交換可能でした。

ちなみに Torrentはグラフィックカードの下から冷たい空気をあてられるので、かなり冷えます。
お勧めです。
ベンチマーク
ベンチマークの条件です。
| CPU | Intel Core i7 13700K | 
| マザーボード | ASUS ROG STRIX Z690-G GAMING WIFI (BIOS 2103) | 
| グラフィックカード | Sapphire NITRO+ AMD Radeon RX 7900 XTX Vapor-X 24GB | 
| メモリ | DDR5 5200MHz 32GB (16*2) | 
| ケース | Fractal Design Torrent | 
| OS | Windows 11 22621.1105 | 
なおこのモデルは vbiosが2種類あり、「①:パフォーマンス」「②:サイレント」があるため、
「①パフォーマンス bios (vbios 1)」 & 「Adrenalin Rage 設定」
「②サイレント bios (vbios 2)」& 「Adrenalin Default 設定」
「③6900XT SE」
の3パターンで比較を行いました。
TimeSpy
FF14ベンチ (2560*1440 最高品質)
| 条件 | スコア | スクリーンショット | 
|---|---|---|
| RX 7900 XTX vbios1 & Rage (最強)  | 30711 | ![]()  | 
| RX 7900 XTX vbios2 & Defalut (静か)  | 30725 | ![]()  | 
| RX 6900 XT (Nitro 6900XT SE)  | 26593 | ![]()  | 
vbios2が最強すぎます。
静かなのに、FF14ベンチ(QHD)程度だったらスコアは変わりません。
GPU温度

まず、7900XTXと6900XTのベースラインが全く違うことに気づきます。
さらに
Hot Spot

こちらも同様ですね。
Hot Spotも80℃以下をキープしています。すごく安心。
消費電力

7900XTX vbios1(パフォーマンスモード)の最高値が380W近辺。
7900XTX vbios2 (サイレント)と、6900XT SEは結構似ていて、最高290W近辺。
これらの結果を再度、表でまとめてみましょう。
| 条件 | FF14ベンチ スコア  | GPU温度 MAX  | GPU Hot Spot MAX  | 消費電力 MAX (W)  | 
|---|---|---|---|---|
| RX 7900 XTX vbios1 & Rage (最強)  | 30711 | 57 | 79 | 374 | 
| RX 7900 XTX vbios2 & Defalut (静か)  | 30725 | 56 | 72 | 296 | 
| RX 6900 XT (Nitro 6900XT SE)  | 26593 | 71 | 101 | 291 | 
非常にバランスの取れたbiosセッティングだと思います。
4Kでプレイする・もっと負荷が高いゲームで遊ぶ、となると vbios1 <-> vbios2 の間で 差が出てくるかもしれません。
音
それよりも何よりも、ベンチマーク中の音を聞いてほしい、いい意味で。
②のvbios2 サイレントモードにして、FF14ベンチを回したときの様子が上記の動画です。
音量上げないと、そもそも聞こえないかもしれない…くらい静かなのです。
はっきり言って、ほぼ無音です。
どちらかというと、かすかなコイル鳴きが聞こえる程度でファンの音はほぼ聞こえず。
ちなみに、FF14ベンチの中でキャラクターが集まってわちゃわちゃ戦っている最後のあたり(一番重いところ)です。
まとめ
20万円で購入できるグラフィックカードとしては、非常にコストパフォーマンスに優れると思います。
Good
もう少し
ということで、大満足のグラフィックカードです。
お金を頂いてレビューしているわけではないのですが、
製品自体に特に欠点が見当たらず非常に満足度が高いので、もし狙っている方がいれば迷わずご購入を!


最後までご覧いただきましてありがとうございました。
(了)
					



					
					
					
					
					
					
					
					
お気軽にコメントください
コメント一覧 (2件)
私もNITRO+ 7900XTXを購入したのですが
SapphireのソフトウェアTRiXXで認識エラーとかありませんか?
Fan Health Checkやると真っ赤でエラーなのか商品不良なのかエラーぽいの吐くんですよね
こんにちは。コメントありがとうございます!
私も試してみたのですが、NITRO+ 7900XTX + TriXX (バージョン9.00)にて、
確かにFan Health Checkを実施すると Failと出ますね…。
真っ赤になり焦りました。
おそらくですが、TriXXが NITRO+ 7900XTXの発売より以前に公開されたものなので
ソフトウェアが対応していないものと思われます。
(当方、負荷時にはファン動作しているので…)
純正ソフトウェアでエラーは何とも焦るので、早くどうにかしてほしいですよね…。
ベンチマーク等実施してファンが回らない等動作不良を感じた場合、
本当に初期不良の可能性もあると思いますので、
販売店か箱に記載されている代理店(Sapphireさんの商品は今全部アスクさんですかね?)にご相談してみてはいかがでしょうか。